なめがた美味しい素材#17:パセリ

Parsley

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α. 歴史

パセリの原産地は地中海沿岸で、紀元前から薬用や香味野菜として栽培されてきました。古代ギリシャやローマの時代では食用としてだけでなく、儀式用や薬として用いられていました。日本に入ってきたのは18世紀になってからで、オランダから長崎に持ち込まれたことから「オランダゼリ(芹)」「オランダミツバ」などと呼ばれていました。貝原益軒の「大和本草」では、「紅毛芹(オランダセリ)の根は羊の蹄に似ていて黄色い」と記されています。その後、明治から大正時代にかけて本格的に栽培されるようになったそうです。

β. パセリの栄養価がすごい

パセリの栄養価は極めて高く、野菜の中でもトップクラスといえます。β-カロテンはニンジンに次いで多く含まれています。β-カロテンは活性酸素の働きを抑制する作用があり、体の老化やがんを防ぐ効果があるとされています。他にも、貧血に効果的な鉄分はほうれん草の約4倍、美容を高めるために必要なビタミンCはレモン以上なのです。また、糖質の分解を助けるビタミンB1や健康な皮膚・髪・爪を作るビタミンB2も豊富であり、近年注目を浴びてきている食材のひとつとなっています。

γ. パセリの薬効に注目!

生のパセリをそのまま食べた経験が一度くらいはあるでしょう。その時、何とも言えない強い香りを感じたと思います。パセリのあの独特な風味が苦手な方が多いようです。実は、その香り成分は「アピオール」という精油成分によるもので、植物特有の殺菌作用や抗ウイルス作用があるとされています。食中毒の予防効果や腸内の悪玉菌の繁殖を抑え腸内環境を整えるはたらきがあります。また、口内細菌の増殖を抑えて口臭を予防する効果があるとされ、歯磨き粉の成分にパセリエキスが使用される例もあります。

δ. パセリがこんなにおいしいなんて…

パセリはよくメイン料理に添えるモノ、つまり脇役というイメージが強いですよね。実際に食べ残す人が多いのではないでしょうか。しかし、素晴らしい機能性をもったパセリを残してしまうのはもったいないですよね。そこでパセリをおいしく食べる方法をご紹介します。パセリがおいしくないと思う原因は、細胞が密集している植物であるためとても硬い食感になるからだと考えられています。少し手を加えるだけでとっても魅力的な食材に変化するのです。その方法とは…たった30秒フライパンで加熱するだけです!食感がやわらかくなり、うまみや甘味も増しておいしくなります。薬味やおひたし、卵とじなどの和食に応用できるので、ぜひ試してみてください。

 

参考文献

・食材玉手箱  五明紀春(女子栄養大学)
・ためしてガッテン「信じられん!パセリを激ウマに変える30秒技」

 

 

 

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